私には好きなことがある。
何か既存の概念をぶち壊すことをすることだ。
ラーメンハゲだってこう言っている
奴らはカードゲームをやってるんじゃない、情報戦をやってるんだ。
カードそのものだけがカードゲームのすべてではない。
「つよいデッキ」で満足しているのはアマチュアにすぎない。「強いプレイヤー」を目指してこそプロなのだ。
お前には本当に作りたいデッキがないんだよ。
・・・うわ陰険!最終的にデッキとの絆を信じられずに敗北しそうだ。しかしこのクソハゲ、言うことは間違っていない。
そう既存の構造を疑うのだ。
私が疑うべきは・・・
まつがん(伊藤敦)氏がかつて作成したデッキ、「スラムダンク」がその当時のスタンダードだけのものである、という考えだ。
スラムダンク、このデッキを知ったのは一年ほど前だろう、家系ラーメンの店で笑いをこらえながら記事を読んでいた。
以前書いたこれ
は、結局パラドックス装置が気に入らないという理由で私の中で没になっている。
しかしいい出会いもあった。ウェザーライトへの乗艦は歴史的な伝説のクリーチャーだけでなくアーティファクトもサーチできるマルチプレイヤーだし、何より循環をキレイに回すのに0マナ装備品が8枚あればいいこともわかった。
さて、現在進行中のモダンデッキを紹介する。いい加減本筋いけよと怒られそうだが、ここは大事なんだ。
クリーチャー(20)
猛火のルートワラ 4傲慢な新生子 4
僧院の速槍 4損魂魔導士 4
語りの神、ビルギ 4
呪文(24)
はらわた撃ち 3変異原性の成長 3
燃え立つ調査 4電位式リレー 1
ドスン 2
改革派の戦術 4(アンブロック)
突破 4(トランプル)
促進 3(速攻)
土地(16)
山16
このデッキの軸は2種の果敢クリーチャー、速槍と損魂魔導士、そして語りの神、ビルギだ。なんか人の話聞いてわーおと言ってそう。
このクリーチャーは呪文と唱えるという、超単純な行為で赤1マナを生成してくれる。
つまり赤1マナのカードを手札の限りたたきつけることができるし、0マナなら赤1マナ丸儲けである。
だがもちろん手札の枚数という限界がある。これを解決するのが赤1マナのキャントリップ呪文、改革派の戦術、突破、促進の3枚だ。
これらは赤1マナで、それぞれアンブロック、トランプル、速攻を付与しつつカードを1枚引くキャントリップを持ったスペルだ。
1マナでドローを繰り返し、果敢クリーチャーをむきむきにして、10点くらいパンチ、最終的にはドスンと投げつけて勝利だ。
まだこのデッキは机上論でしかなくブラッシュアップもすんでいない。
だがこの節での学びはビルギとキャントリップ、0マナスペルである。
赤マナさえ捻出できれば、キャントリップ呪文はおまけつきドローのフリースペルとなり、はらわた撃ちに変異原性の成長ならタダでマナが発生してくれるわけだ。ミシュラのガラクタの採用も考えた(500円のうちに買っててよかった)がドローが遅いので却下した。
つまりだ!これら二つを融合したのが今回紹介するデッキ、グランドスラムだ。
↑こっちのほうが見やすいけどまだ、はてなだと対応してないみたい(5/12)
クリーチャー(14)
傲慢な新生子 4 上級建設官スラム 4
語りの神、ビルギ 4 タッサの信託者 1
谷の商人 1
呪文(25)
ウェザーライトへの乗艦 4
蜘蛛糸の網 4 骨の鋸 4
聖騎士の盾 2
逆説的な結果 4
変異の波 2
ドラゴンのマントル 4
霊体のヤギ角 2
土地(21)
2色土地でどの土地からも青が出るようにする。
1、2ターン目タップイン許容できるため、ニューカペナのジェスカイカラーの3色土地、青赤スローランド嵐削りの海岸を採用する。
決して尖塔断の運河が高いから嫌だという理由ではない。
本当に言い訳でもなく、簡単に言うと、困りの度合いが、1,2ターン目のタップイン<3,4ターン目のタップインとなるからだ。新生子は1ターン目に積極的に出したいわけではなく、出せてもブロッカー程度の役割なので、特にイラネとなるわけだ。
呪文は役割ごとに離してみた。ウェザーライトへの乗艦はいつもの。
0マナ装備品が3種10枚。
最初は8枚で回していたが、手札に一枚も来ないことが多々あった+霊体のヤギ角でタッサの神託者のコストにするための6マナの捻出が8枚では難しかったので。
出したファクト回収用に逆説的な結果、最強なので4枚。バラルの巧技は死んだ。唱えたいスペルがほとんどないのもあるがダブルシンボルという重さのわりに3枚しか戻せないのはケチ。代わりに変異の波を2枚採用。X=0でアーティファクトだけを回収、最終盤面でデッキを引き切った後X=2でスラムまでを回収と器用に立ち回れる。
。
キャントリップは4枚。当初はトランプル付与の突破と速攻付与の促進を入れていたがテストの結果、ドラゴンマントルだけで十分と判明した。
こいつはエンチャント、そしてスラムのドロー誘発のオーラで偉い。スラムと合わせて2枚カードを引くことができ、これも回収して使いまわしができる。偉い。
目標としては4ターン目にスラム、ビルギを場にそろえ、そこから0マナ装備を連打、おそらく2枚か3枚は出せるはずで、キャントリップも含めキャスト、土地の青マナとビルギの赤マナを使って逆説的な結果をうつ。ある程度掘り進められれば霊体のヤギ角をX=1で撃つことで青マナが確保できる。さらに霊体のヤギ角は0マナのパーマネントなので、変異の波でも回収できる。
マナはたまったがこれ以上掘れないドロー用のカードがない場合、5マナあるならばビルギの裏面、豊潤の角杯、ハーンフェルをキャスト。手札はあふれるほどあるのでジャンジャン使っていこう。
完全にデッキボトムまで掘ることができるので、最終的にスラムと装備品を回収し、装備品を再キャストして6マナを生成、霊体のヤギ角X=2(おそらく土地の青マナは残っていない)で唱え、タッサの神託者に繋げて勝利。
理想通りなら最短4ターンキルが可能。
1ターン目:何もしない→2ターン目:スラム→3ターン目:ビルギ→4ターン目:コンボスタートだ。
理論上は3キルも可能、でもさすがに無理でしょうなあ。4ターン目にビルギorスラムでも一応4キルは可能だが、逆説的な結果を打てる回数が限られるので運が絡むのはご留意を。
もう一つ注意点として、最後にヤギ角用のマナを起こす際、スラムを回収しておいて6マナを出すのに必要な装備品を出す必要があるのだが・・・
スラムでデッキを掘り進め過ぎると、逆説的な結果で必要量の装備品を回収しようとしたときに、デッキが足りず切腹してしまうことがある。
変異の波なら防げるが、青のダブルシンボルなので、青マナが出せないこともあるので注意しておきたい。
実際まわしてみたのがこちら。
動画は新調しました。
こんなところだろう。とりあえずこのデッキ使うのたのしいぞ!