ハンマー、宇宙へ。
前回投稿したものがこちら。
最終目標であった、屋敷の踊りでハンマーを戻し、ハンマーにハンマーを装備させあうという計画は、クリーチャーになった装備品は装備できない、という仕様により対滅した。(いふぉる兄貴センキュー)
その情報をえた私は考えに、考えた。
眠れない夜が続いた。昨日も10時間しか寝てない。
そしてフルバーストしかけた私の脳はこう告げるのであった。
踊るのは諦めよう、と。
そもそも踊りをするためにはハンマー以外のカードも落とさないとわりにあわないのだ。苦労して起こした8マナをたかが4/4を2体だして終わりでは甲鱗のワーム様より弱いと言わざるを得ない。
それ以前に墓地に一度落とすというのが手間だ。
そうだ。そもそもマナを出すというのが面倒なのだ。鼓舞する彫像は呪文の不特定マナ部分を支払うのには便利だが、一度タップしたアーティファクトを起こす必要があるし、色マナがだせないという欠点がある。
・・・ならば無限マナをひりだしてやればいいのではないだろうか?
真っ先に思いついたのが、彩色の宇宙儀だ。
出したら最後、色マナの概念が吹き飛ぶこのカード、最初に見た時は「草」としか思わなかったが、ゴリラ性能の高さはとてつもない。
7マナと重たいのが欠点だが「主任技師」(アーティファクト呪文が召集をもつ)を入れてある程度軽くすることが可能だ。
起こす手段はこいつだ。
0マナファクトが入っているので簡単に起動させられるだろう。
よし試してみよう。
ダメだった。そもそもクリーチャーが並ばないこのデッキでこいつは重すぎた。かといって悠長に7マナ帯まで伸ばしていたら自分が死んでいる。
結局のところ、さすがに7マナは重すぎるということで、枚数を1枚採用にしこのカードを2枚入れることにした。
うつくしい・・・
いやまて、それでも5ターン目までマグロはまずいのではないか、でもこれ以上は速くできない、どうすれば加速できるのだ、もっと加速したくはないか少年、と見てくれはいいがポンコツでなんか声が棒読みな少女が語り掛けてくる。
ああそうだ、デブという人種は速いという言葉には憧れを抱いてしまうのだ。
それはデブでのろまである自分への卑下であるのだろう。
・・・
・・・・・・
私は、私は自分がデブであることを受け入れる。
私はのろまな生き物なのだと。
そうして私はこのデッキにスピードを求めることをやめた。
序盤をしっかりとビルドし、5マナ帯までしっかり耐え忍ぶ、そして6ターン目くらいに一気にラッシュをかけ、勝利する。
そう考えた私は、「上級建設官、スラム」のテキストをもう一度読むことにした。
この偉そうな面構え、間違いなく上級国民様だろう。思考のきっかけとなったスラムダンクのデッキでは、0マナの装備ファクトを唱えることでドローを回していた。そしてその影響からかとりあえず装備品でマナをやりくりしようとしてしまったが、よくみればこいつオーラでもいいのだ。
つまりこいつを出して、相手を弱体化させるオーラを投げればまさに攻防一体。
ただ低いマナ域では相手になんらかの効力を及ぼすカードは弱く、相手のクリーチャーに打つのがメインになる。となるとクリーチャーを出してこないコントロール相手には無意味で、腐ってしまう恐れがある。
そこで私は0マナのアーティファクトをなげるのだからと「アーティファクトの魂込め」を採用することにした。
このカードならトロいコントロールなら先に殴り勝てるし、アグロ相手には鉄壁の防御にもなる(なってくれ)
なによりスラムへの除去が散るのも魅力的だ。
もっといいことがあった。
そう諦めていたハンマーのクリーチャー化だ。
そして決まればほぼ無限マナ、少なくともデッキを引ききるころには200くらいたまっているので、マナはガバガバだ。
そしてなんだこの素敵なカードは!
このカードで無限にハンマーをコピーする。マナはあふれるほどあるので、装備コストなんて余裕だ。
そしてコピーして速攻を得たハンマーに魂込めをうち、クリーチャー化。
これでハンマーにハンマーを装備させることができる。
さてやることは決まった。あとは手段だけだ。
5ターン目水蓮投げ、6ターン目パラドックス装置→何かキャストで大体宇宙だが、これは「逆説的な結果」なり、スラムを引いているのが前提だ。
逆説的な結果は、「方程式の求解」で持ってくることができる、ただこれをするのならXマナのドロー、すなわちスフィンクスの啓示を入れておけば済むだろう。
となるとスラムのサーチだ。民兵のラッパ手も素敵だが、もっと素敵なカードがドミナリアにいらしてくれた。
こいつはなんと歴史的なカードを加えることができる素晴らしいカードだ。つまりパラドックス装置も金粉の水蓮もサーチできる。そして都合のいいことにスラムは伝説のクリーチャー、こいつでサーチできてしまう。神か?
・・・
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では、紹介しよう。これがインフィニティハンマー(仮名)だ!
クリーチャー(4)
上級建設官スラム 4
呪文(10)
ウェザーライトへの乗艦 4
逆説的な結果 4
スフィンクスの啓示 1
アゾリウスの魔除け 1
エンチャント(8)
アーティファクトの魂込め 4
カズミナの変成 2
巨人の護符 1
罪の自覚 1
アーティファクト(17)
蜘蛛糸の網 4
骨の鋸 4
巨像の槌 1
エンバレスの宝剣 1
パラドックス装置 3
彩色の宇宙儀 1
金粉の睡蓮 2
歯車組立工 1
エンバレスの宝剣は影槍でも。値段的に宝剣にした(白目)
罪の自覚、とはなんだ?と思われるかもしれない。
まあエンチャントとしてナメクジだが・・・
そうこのカード自分の力で手札に戻ることができる。そしてオーラ。
つまりパラドックス装置+金粉の水蓮+スラムで無限にドローができ、その過程で引いたカードでマナを起こし水蓮や彩色の宇宙儀を追加すれば、マナも起きる。適当なタイミングで逆説的な結果でスラムを戻せば無限機関の完成だ。やったね。
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諸君、諸君はハンマーが好きかね?
私は大好きだ。これがあれば大抵のことは解決する。
物だって直せるし、大嫌いなあんちきしょうもぶっ倒せる。あの有名な甲鱗様だってぶちのめせる。
ゴルディオンハンマーなるものがアニメ業界にはあるし、キッズトイにはハンマーで殴って相手の頭を飛ばすおもちゃもある。
あの世界の北野も、ピコピコハンマーを持っている。
ハンマーほど、誰もが恐れ、人を笑わせ、そして役に立ってきたものはない。
ハンマーがなければ、どんなに美しい彫像もうまくは作れなかっただろうし、サクラダファミリアの完成率はもっと低かっただろう。
そう、ハンマーとは、NO HAMMER,NO LIFEなのだ。
この文は都合よくいじくると、ハンマーには命がないと取れてもしまうが、今回はハンマーにも命を吹き込んだ。
つまりハンマーなら命がないとは限らないわけだ。
これからもハンマーに対する畏敬を我々は忘れてはならない。