新食魂島

王様は裸です、と叫びたい夜。

スピッツのここ好き歌詞①

歌詞というものは実はアーティストによって存在の意味がかわるものだという。

ある人にとっては自分の歌声をあわせるため、心地よい音を載せるだけのものであれば、ある人にとっては明確なメッセージともなる。

nirvanaのカート・コヴェインのように歌詞の深堀りなんかされたくもねえという人だっている。

私にとって歌詞とはつい口ずさみたくなるものであってほしいので、言葉にするのが気持ちのいい歌詞を好む傾向にある。

なので以前も書いたがYOASOBIのような書いてあることをそのまんま解釈するしかないものは面白みに欠けると考えるし、ポルノのようにごちゃごちゃ言葉を並べるのも苦手だ。

どうせ斬られるのならスパッと切れ味鋭く切られたい。

そんな私にとってスピッツ草野マサムネの歌詞は、美しい比喩と広がる想像力の世界は、彼がもし美術家になったとしても大成したのではないかとも思わさせられる(草野さんは美大出身です)

そんな彼の優しい世界をいくつか紹介したいと思う。

 

①王様は裸ですと叫びたい夜(YM71D)

 

まずはブログのサブタイ?にも使ってるこれ。この歌詞の前には「言霊を信じれば開けるでしょう」とあるが・・・えこれ王様は裸って言うとマジで王様が裸になるってこと?

王様、のような偉い人が「俺は世界一COOLな服を着ているぜ!」と全裸だ叫ばれたら、うおー王様かっこいいぜ!と返さなければならない、という空気感は身近にも存在する。言っちゃいけないことをいうのは快感だとSEKAINOOWARIは言っていたが、それとも違う、本当に言いづらい事実を言えたらどんなにすっきりするだろうと思うことは誰にだってあることだ。

でも叫びたい だから、言えてないんだよなとわかるわその気持ちと無限に気持ちをシンクロできるのが楽しい。

 

②蓋がしまらなくて溢れそうだよタマシイ色の水(歌ウサギ

 

自分の外部から注ぎ込まれる相手の心や感情が流れ込んで溢れそうになっている。

溢れるほどいっぱいあるけど、蓋が閉まらなくてとどめられない。

うんうん初恋とはそういうものでしょ(多分)

歌ウサギは「先生!好きになってもいいですか?」の主題歌になっているので、そういうテーマで書かれているのだが、おじさんがそれを書くのはちょっと恥ずかしかったそうだ。

 

③見慣れたはずの街並みもド派手に映す愚か者(初恋クレイジー

 

ド派手に映すだけでなく愚か者ときた。初恋が似合う年齢なんて大体バカなんだからねえ。もっとバカになっちゃいますねえ。

 

④あの日の戯言銀の箱につめてさよならさよならネガの街は続く(田舎の生活)

 

この歌は別れの詩である。この詩の後にさよならさよならいつの日にか君とまた会えたらいいなと続くので・・・おそらくは死に別れだろうか。

思い出も何もかもを銀の箱、カメラに詰め込んで、ネガをみて思い出に浸るのだろうか。

 

⑤泣き止んだ邪悪な心でただ君を想うー待ちわびてシュールな頭でただ君を想う(三日月ロックその3)

 

実は何言ってんのかよくわかんないんだwなんとなく好き以上の感想がない。でも好きなんだよね。ちなみにその1,2は未収録です。(めっちゃ短いとかライブの練習でやるとか)