まずは本家を見てみよう
整理すると
①ベースが親和デッキ
②勝ち手段の補助にハサミ(アーティファクトの魂込め)
③親和とアーティファクト部分を共有する、感電波でバーン
④パワー不足を補うタルモゴイフ
でこのデッキは構成されている。
これをパイオニアの視点で見ると
A:親和なんぞない
B:タルモもない
というデッキの根幹たる親和部分が全部ぶっとんでしまっている。
そこで0マナのアーティファクトを並べることがメリットになる、こいつを採用。
2ターン目に3点クロックなので実質デルバー。
親和要素が薄い代わりにバーンカード(ボロスの魔除け、火遊び、批判家刺殺)
を増強。
タルモの代わりはこいつ。とにかくデカい。
この際デメリットには目をつむるべき。というかこいつを出す時点で手札を使い切るべき。ぶっちゃけ他にもいいクリーチャーいるだろと言われそうだが、お前のそのオススメクリーチャー3マナでパワー7あんの?ないなら黙ってろ。
・・・いや、領事府の弩級艦はズルだろ。
デッキレシピ
土地(17)
スランの門 4 聖なる鋳造所 1
産業の塔 4 蒸気孔 3
霊気拠点 3
感動的な眺望所 2
クリーチャー(18)
ボーマットの急使 3 羽ばたき飛行機械 4
ジンジャーブルート2 模範的な造り手 4
朽ちゆくレギザウルス4 蜥蜴丸 1
ソーサリー類(25)
アーティファクトの魂込め 4 爆片破 3
批判家刺殺 4 舞台照らし 2
火遊び 4 投げ飛ばし 2
ボロスの魔除け 4 航海士のコンパス2
ボーマットの急使は息切れ対策にピッタリのアグロ向けカードだが、あんまだぶついても邪魔+舞台照らしもあるからいいやろの3枚。補充できる枚数は2~3枚を想定。
ジンジャープルートは出して魂込めしてすぐ殴れるのが便利。アンブロも偉い。
爆片破を減らしたのは模範的な作り手との兼ね合い。大体とどめにドーンすることになると思うので、4枚でもいいんだけどどれを減らせばいいのやら。火遊び?
マナベースについて。どう考えても霊気拠点はおかしいという意見はわかる。そしてそれはただしいと思う。先ほど貼った晴れる屋のページ通りマナの合流点にすべきだ。
だが待ってほしい。こんなクソデッキのためにマナの合流点のような潰しが効きにくい使うデッキを選ぶカードに、3000×4の12000、いやそれ以上の金額を出せるだろうか、私は出したくない。つまりはそういうことだ。
蒸気孔なら使い潰しが利くのでモーマンタイだ。
もっともこのデッキなら尖塔断の運河でもよいのだが、もってな・・・小さなタップインの可能性を潰すためにも蒸気孔がいい。
スランの門だっておかしい、5色土地にしたってもっとましなものがあるだろ・・・いやねえな。パイオニアだとない。
一応スランの門について説明しよう。たぶん誰も知らんだろこんなの。
比較的緩いアンタップインの条件、出した時に1色を決めその色のマナが1点のコストを代償に出すことができる。というのがこのカードだ。
このデッキでは4枚目の土地を出すことはほぼないので無条件アンタップインと考えていい。リミテッドなら他の色にタッチする際結構便利なんじゃないだろうか。なんか強く見えてきたな、いや強いよこれ絶対値上がるって買うべきだよ(大嘘
またもう少しブラッシュアップしたら公開するつもりの門デッキでも、12枚目の門として、アンタップインできる門として大活躍だ。白日の下にの補助にもなる。
さて11枚の5色土地を採用してなお、色マナには不安が残る。霊気拠点は1度きりだし、スランの門はレギザウルスを出したくても、最序盤の土地情勢次第では黒を宣言することができないこともある。
そこで航海士のコンパスの出番である。
3点ゲインというこのデッキの激しいライフ出費を賄うありがたい効果もついたうえで、色マナの安定にも一役買ってくれる。3点ゲインじゃなくて1枚ドローだったら・・・
・・・・・・アーカムの天測儀は死んだんだ、もう帰ってこないんだ、そもそもパイオニアリーガルじゃない。
こいつが要らなくなったら魂込め、爆片破のタネにしてしまおう。
さてソリティアで回した感想だが、大体5キルができる、ブン回れば4キルも可能なはず。とはいえアグロデッキのソリティアではマナカーブ通りカードをメンコできるかの確認でしかないのでその点はご留意いただきたい。
2ターン目魂込め5点、3ターン目もう1個に魂込め10点、4ターン目に殴り+爆片破とかできると最高ですね!
魂込め+ボロスの魔除けで10点パンチ、蜥蜴丸換装したレギザウルスで14点パンチ、とにかくパワーでメンコするのがジャスティス、接死が多くてもガンガン仕掛けるべきだろう。止まったら死だ。均衡状態が保てるのならバーンカードの手数で押し切れるかもしれない。
どこまでいったところで実戦で試したわけではないのでもし参考にする人がいたら、その点はね?