新食魂島

王様は裸です、と叫びたい夜。

統べるもの、ジョダーで遊びたい(パイオニア)

・・・

・・・・・・

まず、皆さまの言いたいことを当てよう

 

「統率者でやれよ」

 

うん、ひどく妥当な意見だと思う。妥当だと思うからこそ、あえてパイオニアでやりたいのだがね。

 

さてスペックを確認しよう。

5色のクリーチャーで、基本スペックが5/5、場の伝説のクリーチャーの数に比例してバフ数値の増えるロード能力、伝説の呪文を手札から唱えるたび、続唱チックな能力の誘発。

うーん、2色くらいのクリーチャーだったら強かったと思うよ!って感じだ。いやそんなやつの存在は許されないのだが。

伝説、というのはドミナリアにおいて重要なファクターではあるが、ここまで伝説に偏重した能力を持つカードは今までにない。(はず)

 

伝説のカードはクリーチャー(要するに人物)はもちろん、ソーサリー(前回のドミナリアに収録、6枚)アーティファクトにも存在するが、やはりプレインズウォーカーがまさにレジェンドという風格を持っている。

デッキを組むうえでは基本的に3マナ以上しか存在しないプレインズウォーカーを採用するのはリスクが高くなる、そもそも伝説のクリーチャーもマナコストが重たくなりやすいのだから当たり前だが。

 

さて、それはそうと、今回この伝説デッキを使うにあたって、どうしても使いたいカードがある。

いうのも、ドミナリアは私がこのゲーム始める際の最新パックで、このカードも確か引いていた、ような気がする。

当時はなんかよくわかんね、と放置していたが、このカードよく見ればロマンあふれることしか書いていない。

今回、ジョダーデッキを組むにあたってできる限り伝説のカードを採用したいのだからこのカードを採用しようと思うのも自然、だと思いたい、なんせ自分のデッキ構築はバリン先生も正気を疑ってくるレベルだ。

 

このカードを採用するということは自然、土地を伸ばすランプ戦術が望ましいだろう、

となるとシミックカラーの採用が熱い。

土地についてはミゼット再誕デッキのものでも参考にするとして、樹上の草食獣で土地を伸ばす、成長のらせん、金のガチョウの色サポート、雑に+能力で土地立てて2マナ捻出できる灯争大戦ニッサなど・・・

うーん、クリーチャーを並べられるなら灯争大戦ジアンヤング―、木の神エシカもしぶい。

エシカは3マナの伝説のクリーチャーだが裏面も伝説のアーティファクトでこちらがバカつよいのでぜひとも生かしたい。

 

デッキが多色化するのでサーチカードに白日の下に、も強い、ジョダーが安定して出せるし、場に応じたカードを呼べる。問題は場に応じることができるクリーチャーが存在するのかということだが。

 

出したい伝説のクリーチャーに種族の神、コルヴォーリがいる。

表面は4マナ2/4のクリーチャーで伝説のクリーチャーが3体並ぶと能力に+修正、2マナタップでデッキの上から6枚をみて、クリーチャーをサーチできる。

裏面は2マナのアーティファクトで伝説のクリーチャーか選ばれた種族1種類のみに使える緑マナを加えることができる。どちらも有能・・・なのだが、決定打にひとつ駆けるような気がしてならない。一応ジョダーがいる状態でもう一体伝説がいると9/9にはなるのだが。

 

他にはキナンやヴァルキーもおもしろそうなところだ。

これらの伝説のカードに求められるのは

①マナ帯がちがうこと(ジョダーの続唱能力のため)

②出した時、または常在型能力が強力であること

③価値がある瞬間がピンポイントでないこと

④できるかぎりティムールカラーの範囲内であること(素だしが可能か)

 

何かいいものがいれば教えてほしい。

 

置物の類は、王神の立像(6マナ、相手が唱えるカードコストに+2,毎ターン1ダメ)バードクラスなどだろう。バードグラスはレベル2にしてしまえば、緑赤分のマナコストが減るので非常にマナに優しくできている。ただし、色マナ部分にしか使えないので注意だ。

 

少し、デッキ構築の話もしよう。

まず1マナ枠はマナを伸ばすための枠、ガチョウに草食獣の8枚が固定

ドルイド的誓約、通れば勝ちみたいなものだと思いたいので4枚、安定サーチの白日の下にが4枚、バードクラスが是非採用したいので4枚入れてみると、もう20枚が埋まってしまった。

土地は極力多くしたい25枚は採用したいのを考慮すると、もう15枚しか枠がない。

・・・あれ枠全然足りない。

 

これが現状だ、さてどうしたものか・・・

オリパについて、福袋と比較して考えてみた

カードゲーム界隈をのたくっている皆さんはご存じ、オリパについてである。

オリパとはオリジナルパックの略であり、言ってしまえばカードの詰め合わせだ。

例えばBOOK〇FFでよく扱われている、2、300円程度の安いものなら、当たり枠に10円(程度の価値が相場の)~1000円、もしくはもう少し高額なカードの傷アリ品などを設定し、それ以外のカードを十把一絡げのカードを同梱して販売されている。

この十把一絡げの量が多いとカードが多いので箱のように見えるタイプのものもある。値段はそれほどではないがいいカードや再販などでレアリティが下がった元レアカードなどがまぎれこんだりするので開けてて楽しいタイプだ。その代わりレア枠にはあまり期待できない。

 

さらに例をあげる。というか問題にしたいのはこちらの高額オリパである。

一個1000円~10000円ほどで販売されるこのオリパ、こちらには雑多なカードはほとんど入らない。せいぜい当たり枠を隠すために数枚入れられるだけだ。高級なものとなるとこの隠し枠すら豪華な気もする。

この高額オリパ、値段が上がれば上がるほど外した時のお財布的、精神的ダメージがでかく当たったときのアド感がパない。

 

一つ参考にカーナ〇ルの墓穴の指名者くじというものを取り上げてみる。

墓穴の指名者というカードは一枚1000円もあれば買うことができるカードだが、レアリティ違いによっては値段が跳ね上がる。

このくじで1番の当たりとしているのが20thsecretレアのものでそのサイトでの販売価格は4万円だ。

対して一番の外れでは最も安いレアリティと思われる墓穴の指名者とそのサイトで使用可能なポイント3000円分となる。

このくじは限定15くじで、配当を考えると、4万円が1口、12000分の価値のものが5口、5000円が6口、4000円が3口となる。

よってカーナ〇ルサイドの取り分は全て売れて8000円、ユーザー期待値は9400円程度となる。

これはまたあとで使うことなので。

 

いやもうこれ賭博と何が違うんねん、と言われればまるで反論できない。

カードゲームオタクとしては、いや福袋みたいなもんだからというしかない。

しかし、そもそも福袋に違法性はないのか、というところを突き詰めてみよう。

 

不当な表示の禁止
第五条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。
一 商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの
二 商品又は役務の価格その他の取引条件について、実際のもの又は当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの
三 前二号に掲げるもののほか、商品又は役務の取引に関する事項について一般消費者に誤認されるおそれがある表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認めて内閣総理大臣が指定するもの

うんわからん。

 

調べた結果、〇〇円相当!のような表示と実際のものが大きく乖離しているとダメなようだ。

まあ●●円の最低値は定価となるわけだが。

つまり3000円オリパで500円のカードが当たりというのはアウトになる可能性がある。500円がリターンでは不当だと考える人が大多数だろう、という理由からだ。

 

これ値段に対して入っているカードや福袋の中身が安すぎやしないか、という詐欺の可能性だが。これはいかんともしがたく、実際詐欺だろとしか思えないオリパが存在しててもおかしくはない。ただすべてのオリカがそうであるといえない以上、オリパ=詐欺とはいえないだろう。

 

ちなみに賭博かどうかについては是非が分かれている。ただ大きく問題とされるならほぼこの一点になるといっていいんじゃないだろうか。値段不相応はだれにもわかる問題だし。

 

ただ面倒なことにTCGのシングル価格というのは固定価格ではなく市場価格だ。また状態によっても大きく左右される。

 

例えばあるレアカードがあったとして、A店では8000円買取、10000円で店頭に並べたがB店では7000円で買い取り、15000円で店頭に出したとしよう。

 

両方の店でこのカードを10000円オリパに入れ、ユーザーがこれを購入し引き当てた。この時A店で買ったユーザーはとんとん、B店で買ったユーザーは5000円分アドを取った気分になれる。実際はこんなクソ高いオリパを買った時点で損だが。

この時、A店とB店のお客様サービス度がA店の方がよいとする、つまりA店で買ったユーザーは実際は外れのカードを引いていて、B店で買ったユーザーは当たりの部類のカードを引いたということだ。

しかしA店で買った客はA店を「けち臭い」と思うだろう。B店で買った客はB店を「いいお店」だと思うだろう。

このように口コミが広がると優良店がなぜか駆逐されていく。なぜだ。

 

話が少しそれたが、カードゲームのシングルカードの価格というのはMTGならwisdom Guild、遊戯王ならカードショップかもめで確認することができ、つまり1ユーザーでも相場価格を知ることというのはできる。

オリパから出た相場全体のながれで安くなってきたカードが、その店では前に高く値をつけていて、相場を知ったユーザーがそれをオリパから出した時

「この程度の価値のカードがオリパの当たり!?ぼったくりやろ!詐欺や詐欺!」となる可能性もある。というより詐欺の立証が難しいが、詐欺騒動が起きやすいのがオリパともいえる。

というかヒートアップすればオリパというものが法によって大きく規制されるだろう。

個人でオリパをやるのもなんか長ったらしい注意書きをしておかないとまずくなりそうだ。

 

というわけで福袋と比較すると、福袋と同等の金額の範囲内でやるには賭博にはならなさそうだが、詐欺(未必の故意を含んだ)可能性はバカに高くなる危険性がある、と私は結論付けたい。

プロキシ?俺はいいと思うよ

MTG界隈ではここのところプロキシの話題が出回っている。

まずプロキシとは何ぞやという話をしよう。

ここでいうプロキシとは、言ってしまえば偽物のカードである。実物のカードではないカラーコピーのような出来のいいものから、名称だけわかるよう紙にカード名を書いてスリーブに入れただけの簡易的なものまでさまざまだ。

 

騒動を簡単にまとめると

①ルール:レガシーの大会が海外で開催される。(賞金も出されている)

②大会参加者にプロキシの使用者がいることが発覚。

③曰く、「あんな紙切れに100ドルなんかだしたくねえ!」

④もめる、日本でも論争に。

 

日本では(おそらく海外のガチプレイヤーもだとおもうが)超否定的な意見が多い。

そういうゲームじゃねえから!住み分けてどうぞ、といった具合だ。

一応海外のコミュニティではプロキシあってもいいよ、という風潮が日本よりはあるらしく、そこも留意されたい。

一応、日本でもフルプロキシ歓迎を謳うプレイヤー主催の大会もあるが・・・

基本的にはプロキシはなし、いい場合はその都度勧告するよ、というのが現状だろう。

 

私にはプロキシを推奨するプレイヤーの気持ちはいくらかわかる。

MTGを始める前、初めて神ジェイスを見た時、その時の価格は12000円ほどだったが「ばっかじゃねーの」と思ったし、仮に今の自分のMTGへの関心度で大金を得たとしても、おそらくは買うものの候補にすらいれないだろう。

私にとってTCGのカード1枚に出せる限界は3500円までだ。それ以上は買えないし金の無駄と判断している。

そういったプレイヤーがレガシーのお高いカード、一枚で万を超えるようなカードを買うとは私には考えがたい。

高額カードの価格は需要もさることながら、投資目的の輩によっても左右される。投資目的の人間のマネーゲームになんぞ付き合っていられない、大事なのはカードの実物を持っているかどうかではなく、カードゲームで楽しむことができるか、playすることができるかどうかに比重を置くならば高額カードのプロキシ使用はまあ仕方ないんじゃないかとも思う。価値を見出していても、どこのだれかが仕掛けたのかもわからないマネーゲームに付き合う義理はないといえばそうだからだ。

私もゲームそのものを楽しみたいと思うので、カードに投資したかどうかなどということは大した問題ではないと思うからだ。

一方で公式とすれば面白くない傾向だといえばそうだ。とはいえ絶版カードにいくら値段が付こうと公式には一ももっていない。

結局はどこに価値を見出すかだが、結局ところわからない。TCGの難しい問題だ。

(眠いのでここまで)

ゆがみ要塞、うぎゃあ

タイトルの通り、へうげものについて語らん。

 

ja.wikipedia.org

 

ジャンルでいえば、歴史もの・・・いやふぁんたじー?なんとも分類がしがたいが、それも仕方がない。

この漫画に出てくる織田信長という人物は

 

本能寺の変、本作では裏で秀吉と千利休が手を引いているのだがそこでは、秀吉に胴体を真っ二つにされたかと思いきや

 

フン!と気合で元の状態にもどし、ドスドスと寺の中を歩き茶器に自らの腹から流れる血でお茶をたて、その様子をみてビビりまくってる秀吉と一席をたてるまさに「そうはならんやろ」しかならないとんでもない人物である。

 

利休は利休でヤバイ。普通に喧嘩めちゃ強いヤバイ。利休という人物は日本の茶道におけるビッグな存在ではあるが、身長も高い文字通りビッグな男だ。やだかっこいい・・・

 

あれ、なんかこれだとギャグ漫画みたいだな?

真面目に話をすると、このへうげものという漫画はけだし愛の物語といえる。

古織と利休の師弟愛、古織の茶器への偏愛、秀吉の「友」を求める愛。

様々な愛のカタチを感じることができる。

1巻では我々はこう問いかけられる。「君はもののために死ねるか」と。これを言い換えればあなたは何を求めて生きるか、と解釈できる。

主人公の古織であれば、愛する茶器のために、その所有者となるべく権威という箔を求めて命を削って行動する。

 

信長は言う。今までものを奪い、そして惜しみなく与えてきた。が、人とのつながりではダール・イ・レゼベール(もちつもたれる)を求めてきた。秀吉とはそのような関係を持ち合えている。と。

秀吉は言う。我欲のために、信長との心地よい関係を失ってしまった。そして今は誰ともそういった関係にはない、従わせ、歯向かえば奪う関係でしか人との関係を築けないと。

 

言ってしまえば執着なのだろう。キャラ達の行動原理は執着であり、それはまさしく愛そのものである。各々の愛の結果、得られた結果がこの物語の正体だと思う。

 

・・・でもやっぱり死の間際のシーンで、新日本ハウスの歌の歌詞(住み慣れた我が家に、ってやつ)書くのはギャグマンガだわ;

理解のある人間などいない

10年前、私が大学4年の、秋のことである。

その当時の私というものの状態を考えてみると、ヤバイの一言に尽きただろう。

一般的な文カス・・・じゃない大学生であれば95%の人は就活を終え、いかに残りの大学生活をエンジョイするかに終始するのであろうが、私の場合は、必修の数学の講義が2単位分、これまでのツケとなっていた教養科目が4単位分、卒論、これは数学のゼミという特質上大きな負担にならないことはわかっていたが、結局のところはお残しの単位があり遊んではいられなかった。

ああ、それも必修単位の幾何学、前期で受けられる球面幾何は話が全く理解できず挫折、その延長線上の別の講義も無理、となると、解析幾何の単位をなんとしてでもとらねば卒業できない、この忌まわしき存在のせいで夜も眠れなかった。

 

というより私は実際、その当時夜には眠ることができなかった。むしろ夜にしか起きてなかった。いわゆる睡眠障害だ。大学の3年の後期に発症したそれは、私に鬱の症状をもたらしめ、私にとっての就職活動である教員採用試験を受けられる状態にさせてもらえなかった。

就職が決まらない?ならば院は?と半ば無理やり受けさせられた院試は、無事最も権力のある先生の怒りを買いマジギレ詰問を受けるだけになってしまった。

当たり前だろう、何も学んでない、学ぼうとしないやつを自分の受け持ちになんかしたくないだろう。

当時の私にはそんな余力など一切ない、それをわかっているため、今の自分が当時の自分を責めるようなことはしないのだがそれでもあれはひどすぎると思ってしまう。

 

さて先ほど教員採用試験、という話を触れた通り、私は教員志望、大学のカリキュラム上、3年だけでなく4年生時にも3年時にいかなかった小中学校のどちらかに行く必要がある。補足すると、高等学校の教員免許取得には中学校の教育実習でもOKである。小学校だけ実習した場合は、小学校、中学校の教員免許が取得できる。とりあえず中学に実習いっとけばどこのでもとれるよというわけだ。(もちろんそのほかに必要単位を満たす必要がある)

 

そして3年時は小学校へ実習に行った私は、今度は中学校、それも大学の付属中に実習しに行くことに決まっていた。

学校現場という一般的なホワイトカラーより早い8時には始業する場所、そして睡眠障害、なんだこのマリアージュ(ゲロまず)は。

その当時の睡眠障害がいかに半端ないかを示すのが、実習前の挨拶の段階、18時に学校正門前に集合というこの約束を、私は必死の思いでなしとげた。

その当時のサイクルは朝の9時頃に寝て17時ころに目覚める。講義があれば深く眠らないように椅子に座ったまま眠ってなんとか体を動かして、と見事に12時間単位で昼夜逆転していたのだ。

このせいで前期の教養科目は落とす悲しいことになったのだが、それ以前に4年生まで残しておく方が悪いのだからそこはまあうん。

 

で、こんな状態で実習を受けられるだろうか?無理だ。

いやそれでも多少無理すれば、時間調節してもらえれば・・・

私はゼミの先生を通して、中学側になんらかの処置をしてもらえないか依頼した。

そして、中学側から学生に挨拶にきた付属中の先生にこういわれたのだ。

 

「特別扱いはしない」

 

うん。実に公明正大な発言で、模範解答だ。死ねばいいのに。

この特別扱いはしない、という発言は

 

私は、あなたのために何もしない

 

というのと同義である。

 

特別支援学校、または特別支援学級というものがあるのはご存じであろう。

そのままでは生活もしくは学習に著しく悪影響を及んでしまう児童生徒を集め、そのニーズにあった支援をする、というのがその理念だ。

ニーズにあった特別な支援である。

特別なのだ。

そもそも特別なのだ。

そこに通う彼らは、その特別な支援があるから生活、学習できる。

なぜ特別な支援をするか?

必要だからだ。

そしてその支援とは何から何までをやってあげることではない。ドラゴン桜で教育者は魚の釣り方を教える仕事だとあったが、それがそのままあてはまる。

自分のことは自分でやる、自立した人間にする、そのうえでできないことを支援するのが特別な支援なのだ。

 

そもそも一般的な話で持ち上がる特別扱いというのは「自分に都合のいいように忖度してもらい『利益だけを得よう』」とすることだ。

 

つまり、この付属校のおっさんは「お前は自分だけ楽しようとしてるクソ野郎だ」と私に言っているのと同義だ。

睡眠障害はそこそこのレベルで、鬱は多少改善されている今ならこのおっさんをぶんなぐっていたかもしれない。

その時は「終わった・・・」としか思えなかったが。

 

さて、私の出身大というのは教育学部が一番大きな大学で、その大学の付属中のある程度の立場にあるおっさんがこの体たらくなのだ。

人間が生きるうえで立ちはだかる障害、肢体不自由や盲目などの目に見えた障害から、出産、子育て、精神的な病などに対する無理解からくる障害に対して、何かできることを模索するわけでもなく、特別扱いなどというクソ腹の立つ言い方をしてきやがる、それが一般的な大人なんだと私は思う。

つまり世の中の9割はクソ野郎だ。

 

 

世の中、クソだな。

私にとってのクソデッキとは

みなさんはクソデッキが好きだろうか?

多分、どこかの知らない人が、自分でない相手をボコボコにしているのを見るのが好きという人は多いだろう。

対戦相手が自分でなくてよかった、とも思うのだろう。そりゃそうだ、意味の分からないデッキから意味の分からない殺しをされる。これほど恐ろしいことはない。フリー対戦ならまだしもガチの場だったら顔面蒼白に違いないだろう。

 

もし身近にクソデッカーがいたのなら、そいつは皆から距離を置かれるだろう。

当然だ。

意味の分からないデッキのせいで、メタ先への対応がブレてしまう可能性だってあるし、クソデッキというのはブン回れば勝ち、回らなければ紙束という性質をもつのだから、相手が勝手にこけて死んだパターンの勝ちなんぞうれしくもなんともない。

 

では私のようなクソデッカーは何故クソデッキを組むのか。

答えは簡単だ。組みたいから、そうしたいからだ。

 

世間一般では、最近型にはまることを悪とする傾向がある。

型通りでは通用しないから、だそうだ。

私はそれに異を唱える。

型を破るにはまず型を知るべきで、大体のことは既存のアイディアへちょい足しをすることで解決するのだから、型通りで十分だと思うのだ。

 

いわゆるガチデッキというのは型にはまっているといっていいだろう。

どんなにびっくりギミックであろうとそれが安定して発生するのならもはやそれはガチといって差し支えない。

大抵の強いデッキというのは多くの人が利用する。そうした中で、あるカードは不要、あるカードが採用、といったブラッシュアップが行われていく。しかし、その動きは通常の枠組みを大きく壊すようなことはしない。あくまで与えられた型の中でしか変化し得ない。

強いデッキは多くの人が使うといったが、その多くの人はとても一般的、カードゲームオタクを一般と称すのは少し抵抗があるが、まあ普通の人だ。

 

つまり型にはまるのをよしとしない人たちがなぜか、ゲームの世界では積極的に型にはまろうとする。

一方で、私のようにカードゲームの型を破壊したいと考える人間が、現実では型にはまるべき、ゲームでは自由に遊ぶべきと主張する、この対比が何となく面白い。

 

さてクソデッカーの中には高額カードを採用しない、という人もいる。ある種の貧乏デッキで相手に勝ちたいと思うその意志は組むべきだろうが、純粋にデッキを強くするためならば高額カードの採用をためらうべきでないと私は思う。

 

実際のところ私は金銭的余裕のなさから高額カードを採用しないが、本当は採用したい。そういった嫉妬は隠すべきではないと思う。

 

クソデッキのクソさを決めるのは金額の多寡ではなく、その精神にあると私は思いたい。

こんな環境でポケモンなんてやっていられるか!俺は部屋に戻るぞ!

2022年、ポケモン界は伝説ポケモンの炎だったり水流だったりに包まれた!

脆弱な一般ポケモンは一部の特権階級のみが生き残ることができる、伝説ポケモンのいカレた性能の前にはその他大勢など塵芥である。なんだポケモンって現実だったんだ!!

 

 

先にポケモンにおけるレーティングバトルのレギュレーションに触れる。

このゲーム、ポケットモンスター剣盾ではランクバトルがあり、一か月に一度、ランキングのシャッフルが行われる。この期間をシーズンと呼ぶ。

そして1つの大きなレギュレーションのくくりをシリーズと呼ぶ。

発売から9カ月の間は、剣盾内部で捕獲できるポケモンのみで、それからポケモンHOMEから連れてきたポケモンの条件付き参戦、ヨロイ図鑑のモンスターの追加があり。

そして発売から1年3カ月、伝説のポケモンを1体使用可能なシリーズが3カ月の間行われた。

禁止伝説というポケモンはそういった機会がなければ使うことができないので私もここぞとばかりにいろいろな伝説をいじくり倒した。

むろん、ゲームバランスがよかったとはいえないのだが、それでもおおむね満足したままこのシリーズは終了した。

その後、伝説を使用しないシーズンがはじまり、発売から2年後の昨年11月、ふたたび伝説1体のみ使用可能なシーズンになる。

ここまではいい。

だが終了後の2月からのシリーズでは、運営様は伝説2体まで使用可能とのレギュレーションを発表なされた。FUCK。

ああそれでも3カ月ならまあいいかと思っていた。発表された期間は半年だった。

・・・言いたいことは分かる。世界大会が8月開催の都合上、そこまで伸ばしたいのはわかる。しかし長すぎやしないか。

質の悪いことに伝説戦ってダブルバトルの話でしょ、とはならずシングルバトルでも伝説が二体使用可能だ。ばかなのか?

シングルバトルは6体から3体を選出し、1対1の対戦をする。伝説ポケモンはその名にたがわず強力なので、有無を言わさず選出枠が2体うまる。

どっちかしか出さないときもあるだろうが、そうなるのならもうパーティの欠陥といっても問題ないだろう。

つまりだ、私のようにいろいろ遊びたい人間は、伝説の選出を強制される。さもなくば伝説の圧倒的スペックに膝をつくしかない。

結局、恐ろしく閉塞感のあるゲームになっている。全然遊べない。私はゲームでは遊びたいけど負けたいわけではない、しかも毎度同じようなパターンで殺されるのでもうそれはもう。

何、ワンパに殺される方が悪い?ワンパで勝てるポケモンの方が悪いよ。

 

さて、この2体がこのゲームをクソにしているので紹介する。

 



左がザシアン、右がカイオーガだ。

 

まずザシアンについて。

こいつのタイプは鋼・フェアリーという極めて優秀なタイプである。つよい。

耐性は11個、弱点は炎と地面のたった二つ、地面技は火力のある技は癖が強く、安定した技だといささか物足りないので、本当にスキがない。

 

専用技は、きょじゅうざん。鋼タイプの技で威力100命中100(つよい)剣盾の特徴であるダイマックスしたポケモンには威力が2倍になる。BW時代に最強の座をほしいままにしていたメタグロスのメインウェポンである、コメットパンチは威力100命中85という不安定さを持っていたがこの技一つでメタグロスは最強だった。

それよりもつよい。つよい。

 

特性は攻撃が場に出た瞬間1段階あがる、ふとうのけん。伝説専用の特性とはいえ出すだけで無条件攻撃上昇はつよい。つよい。

同型のザマゼンダは防御のみ上昇するので、特殊技に対して脆弱性をみせるが、ザシアンはスキがない。

 

そして、攻撃能力は種族値170!攻撃力が200あれば強い(種族値に変換すると130)このゲームでは破格の性能だ。

さてここでメガクチートというポケモンに触れる。

このポケモンはザシアンと同じ鋼フェアリータイプ、メガシンカにより特性が力もちに変化することによる超火力という共通点を持っている。

実際ちからもちは技の火力を2倍にするのだが、面倒なので攻撃力を2倍にして考える。

ザシアンの攻撃力の最大値は244(種170)、メガクチートは172(種105)

 

ザシアンはここに特性で1.5倍の補正がはいり366、クチートは2倍で346。この時点でザシアンが圧勝だ。

さらに技も違う、鋼技の威力は20差、フェアリーは共通で、ザシアンはここに電気技、インファイトを持っている。一方のクチートは威力で劣る炎の牙、使い勝手の悪い格闘技しかない。せいぜい岩技が使える程度だ。

そしてザシアンに4カ所くらいある最大の問題、素早さが高すぎるということだ。

クチートは火力だけ見れば圧倒的であっても素早さが中途半端なため、クチートを活かすためには工夫が必要だった。

ザシアンには必要ない。せいぜい追い風対策をすればいいだけだ。

さらに、こいつは耐久も高い。

なんで?

なんでメガクチートより火力があって、火力が出せて、耐久が高くて、素早いのか意味が分からない。

いや無理だろこんなの対応しろとか。

バカ火力のポケモンは倒される前に倒せがセオリーだが、圧倒的に早すぎるこいつを抜き去るのは無理だ。そういったピンポイントメタはバレバレなので速攻交代されるだけだ。

実際のところの火力はというと、手助け込みきょじゅうざんで、ダイマックスしたリザードンが確殺される。ボルトロスも無理。

ダイマックスというシステムはHPが二倍になるが、きょじゅうざんもダイマックス相手には威力が2倍になるので、結局素のリザードンでは手助けを入れられると半減にも関わらずぶち殺される。

ということは鋼を半減できないポケモンであるなら、アタッカーなら即死、受けよりでも受けられない。半減でも2発圏内に入れられるから交代出しができない。

そのとんでもなく高い火力をとんでもなく高い素早さでこちらの上を取って殴ってくる。

素早さが半端だから許されていたメガクチートに素早さとさらなる火力与えればそりゃ壊れるわよ貴方。

 

次はカイオーガである。こいつも同じだ。

火力がおかしい。特性による雨で水技火力1.5倍、MAXしおふきの超火力、特攻種族値150。相手は死ぬ。

シングルバトルにおけるこいつは圧倒的だが圧倒的じゃない。ザシアンと違って交代から受けられるポケモンは多いし、そこまで早いポケモン出ないので上を取ってしおふきの火力を減らせばいい。

こいつがいやらしいのはダブルバトルで、素早さ操作や火力操作が絡んだ時だ。

ダブルバトルでは潮吹きは相手二体にあたるので、シングルよりも制圧力が上がる。だからこそ上から潮吹きを撃つために、素早さ操作の出来るレジエレキやエルフーンでサポートすることで潮吹きを撃つ機械になれるのだ。

こちらの対策は、ゴリランダーのグラススライダーで上からしばく、レジエレキ、エルフーンで素早さマウント合戦に応じるくらいだ。つまりそうやって突き詰めていくと同型ミラーが最適解となっていく。

カイオーガ自体は封じ込みがしやすいのだが、横との連携でいくらでも化けてくるので本当にめんどくさい。そしてその連携の相手も決まりきっているからさらにおもしろくない。

 

最近のポケモンは本当につまらない。何をどう工夫しても、ザシアンの暴力、完成されたパーティ(のコピペ)に勝てない。何よりこいつらのせいで使えるポケモンが限られすぎているのがもうつまらない。

伝説の暴力的性能のせいでふざけられないのもつまらない。

こんなのただの理不尽だよ。