MTG界隈ではここのところプロキシの話題が出回っている。
まずプロキシとは何ぞやという話をしよう。
ここでいうプロキシとは、言ってしまえば偽物のカードである。実物のカードではないカラーコピーのような出来のいいものから、名称だけわかるよう紙にカード名を書いてスリーブに入れただけの簡易的なものまでさまざまだ。
騒動を簡単にまとめると
①ルール:レガシーの大会が海外で開催される。(賞金も出されている)
②大会参加者にプロキシの使用者がいることが発覚。
③曰く、「あんな紙切れに100ドルなんかだしたくねえ!」
④もめる、日本でも論争に。
日本では(おそらく海外のガチプレイヤーもだとおもうが)超否定的な意見が多い。
そういうゲームじゃねえから!住み分けてどうぞ、といった具合だ。
一応海外のコミュニティではプロキシあってもいいよ、という風潮が日本よりはあるらしく、そこも留意されたい。
一応、日本でもフルプロキシ歓迎を謳うプレイヤー主催の大会もあるが・・・
基本的にはプロキシはなし、いい場合はその都度勧告するよ、というのが現状だろう。
私にはプロキシを推奨するプレイヤーの気持ちはいくらかわかる。
MTGを始める前、初めて神ジェイスを見た時、その時の価格は12000円ほどだったが「ばっかじゃねーの」と思ったし、仮に今の自分のMTGへの関心度で大金を得たとしても、おそらくは買うものの候補にすらいれないだろう。
私にとってTCGのカード1枚に出せる限界は3500円までだ。それ以上は買えないし金の無駄と判断している。
そういったプレイヤーがレガシーのお高いカード、一枚で万を超えるようなカードを買うとは私には考えがたい。
高額カードの価格は需要もさることながら、投資目的の輩によっても左右される。投資目的の人間のマネーゲームになんぞ付き合っていられない、大事なのはカードの実物を持っているかどうかではなく、カードゲームで楽しむことができるか、playすることができるかどうかに比重を置くならば高額カードのプロキシ使用はまあ仕方ないんじゃないかとも思う。価値を見出していても、どこのだれかが仕掛けたのかもわからないマネーゲームに付き合う義理はないといえばそうだからだ。
私もゲームそのものを楽しみたいと思うので、カードに投資したかどうかなどということは大した問題ではないと思うからだ。
一方で公式とすれば面白くない傾向だといえばそうだ。とはいえ絶版カードにいくら値段が付こうと公式には一ももっていない。
結局はどこに価値を見出すかだが、結局ところわからない。TCGの難しい問題だ。
(眠いのでここまで)