モダンホライゾン2の発売日、私はなけなしの4000円を片手に近隣のカードショップに入店した。
プレリリースキットを買うと言っていた人がいたので、そちらを買ってスカイプで遊ぼうかとも考えたが、ただ6パック買うのと、コレクターブースターを買うのと、どちらがいいか天秤にかけた・・・
嘘です、文字通り私は4000円しかなかったのでコレブを買うことにした。
開封の結果は悪くない・・・と思いたい。悪くないよなこれ。
そのショップの店長さんは俺の一つ年下で、こちらとしては気を楽にすることができるので、しばし歓談していたところ、一人の男が入ってきた。今回の話の主役の茶髪君だ。
話を聞いている感じだと、茶髪君は、遊戯王メインでポケカははじめたて、らしい。もともと、カードショップの店員もしていたらしくカードゲームに一家言あるというタイプだ。
仕事先にラインしたらすぐ送ってくれた。と彼は店長に話していた。・・・この封筒の感じ、カード〇ッシュぽいな。ポケモン界の恥晒し、SEEDの存在しない北米産クレセリアを使用、オンライン大会でトス疑惑と真っ黒なシャ〇ンもあそこの店員だったな。
彼が言うには、遊戯王の人ってコミュニケーションとってくれない、そうだ。
店長がタバコを吸いに席を外す(仕事中なのにそれでいいのかとも言いたくはなるが)
期せずして彼と二人っきりになる。・・・気まずい。気の置けない人間となら沈黙が気まずいと思うことはないが、初対面の相手と二人っきりは気まずい。
彼はひたすらスマホをいじくっている。
少し話を振ってみる。
ぼく「どんなデッキ組まれているんですか?」
茶「tier1は組まないっすね」
ぼく「・・・」
茶「・・・」
だから気まずい。
その後も何度か彼に話を振ってみたが、なんとも返答しがたい答えしか返ってこない。
・・・
いや、遊戯王の人がコミュニケーション取ってくれないのってお前の話題のふくらまし方が下手くそなんじゃねーの!?明らかにこっちからコミュニケーションとりませんかって話題ふってんのに全部払いのけてるじゃねーかなんだこいつ!
などという怒りは、家に帰ってきてから抱いたもので、その場ではただひたすらな気まずさを私は感じていた。
顔なじみなのだろうから当たり前だが茶髪は店長とは話す。
ポケカのデッキを組んだばかりだそうで、店長に相手してもらい、試験プレイをしていたが
まあ手札シャッフルがすごい。
それも下手くそ。
うまいシャカパチが、延々とシャカシャカ、釈迦でーす!という感じなら
茶髪のは
シャカシャ(どっかで引っ掛かっている)・・・・シャパパという感じだ。
ポケカに相手ターンに動くことができるカードがあるなら別だが、もう相手ターンだろうとお構いなしのシャカパチだ。
相手ターンに動かないなら手札をじゃな?
他にも雄弁に語ってくれた。
「CS前なのに調整しないのはない」
「いっぱいデッキ持ってる奴に強い奴はいない」←これはわかる気がする
「ガチだろうがなかろうが、サイドボード組まないのはありえない」
きっと彼にとって、カードゲームは勝利体験のための手段なのだろう。
彼に言わせればきっとカードゲームは遊びじゃないのだろう。
私からすれば歪んだスパイク思考そのものだ。カードラ〇シュの接客を考えればなんともわかるような気がする。
発言やプレイの態度からカードゲーマー特有の身勝手さがひしひしと伝わってくる。
カードゲームは遊ぶためのもの、と捉える私とは絶対にわかりあえない。
なんというか親にカードゲームなんてやめろと言われてマジギレするタイプの人間だと思った。