新食魂島

王様は裸です、と叫びたい夜。

都会と田舎における「私立」の認識の違い

大学の時、都会生まれの連中にきいておけばよかったです。

 

先日のブログに書いたか・・・書いたとは思うのだが、田舎、こと長野における高校選びというのは選択の幅が狭く、偏差値の幅はバカに広い。

私の住む東信エリアには、私立高校は佐久長聖、上田西の2校、この2校はサッカーや野球でインターハイ、甲子園に出場することの多い学校だが、スポーツに特化したというものでもなく、むしろ進学をメインに据えているふしがある。

 

東信の高校受験生は、この2校(偏差値の差は10くらいあるか)を基本的に滑り止めとして受験する。本命としている人は少ないだろう、少なくとも私の時はそうだった。長聖のほうは、しなの鉄道で小諸まで行き、そこから小海線に乗り換え岩村田までいかなくてはならないので、通学はひどく面倒だ。

 

しかしそこはクソ田舎のお私立様のなせるわざ、寮暮らしという選択肢もあるぞ!駅伝では名の知れた当校だが、駅伝部専用の寮があるらしい。すごい。

ちなみに電車通学を選び、小海線に乗り換えてからうっかり寝過ごすと県境を越え小淵沢で目覚めることになるだろう。こわい。

高専に通っていた私の友人は、寝過ごしたら湯田中である。

 

とにもかくにも、田舎における私立というのは基本的に積極的選択されるものではないということだ。公立高校の倍率はどの偏差値帯でも1,0何倍で競争などなきにひとしい。

さて、都会の公立学校の倍率をみてみると。。。

 

定員割れする高校もあるが、1,5倍近い倍率の高校がほとんどだ。そして私立の選択肢も恐ろしく広い。

つまり無理に競争しなくても、内申点が悪いから、という理由で私立を選ぶことに違和感がないのだ。

そもそもこの格差は中学選びの時点でもっと悲惨だ。田舎にはそもそも私立の一貫校などない。

 

教育の格差とはこうやって生まれるのだなぁ