新食魂島

王様は裸です、と叫びたい夜。

ここがダメだよ麻枝准のCHARLOTTE

以前、鍵作品をくそみそにいったが、シャーロットに関する記述が薄かったと思うので追記してみよう。

いや、本当にどうしようもなく虚無な作品だからなんか言えるかと言われれば・・・

 

ではまず、星の海学園から突っ込んでみよう。

名称からしベイスターズ、主人公はニコ・・・じゃない乙坂、高城・・・うんまあ麻枝君が野球好きなのはよくわかるよね。

この学園に関する2話での説明は、乙坂の全員が能力者なのかという問いに対し、その予兆がある、そういった可能性のある生徒が大半を占めている、との回答が高城から帰ってくる。

ここから引き出されるのは、星の海学園がそういう生徒を集めたという事は、基本的には能力者がいるということは学院内では衆知のはずだということだ。

わざわざ全生徒が収容できる学院寮、中高一貫での学校システムから、その施設の限度を考えれば、生徒数の見積もりは高等部1学年3学級くらいにしておくのがいいだろう。つまり全体で720人程度、中高一貫の全寮制の学校もこのくらいの人数なので。

 

この2話の序盤の会話で、恐ろしい組織に飼い殺しにされる恐れがあることを示唆して入学をさせている、という事が感じ取れる会話がされているが、正直こんな与太話を間に受けて入学させる親って正気なのかと思わなくもない。たぶん実際に能力を見せるくらいのことをしないと絶対に納得しないよな。どうやって説得したんでしょう。

ともかく、この学園の生徒会長の基準は能力を自覚していたり、そういったものへの責任感というものが大事らしい。つまりそれは学校全体が能力というものがあるという事を知っているということだ。

 

この後、学食で高城が能力を使うわけだが、爆風で優雅にランチしていた生徒たちが吹き飛ばされている、そしてパンを売ってたねーちゃんの反応をみるにこういうのはよく起こることなのだろう。

うん、やっぱりみんな知っているでよさそうだ。ただここはやはりおかしいのだ。

少なくともはこの学校の目的は能力を秘匿することだ。そして生徒もそれを織り込み済みのはずなのだ。

なのになんだろう、軽はずみに、模範となるべき生徒会が、私利私欲で能力を使うという絵面は。クソかよ。

しかも高城本人は騒動を起こしてもケロリとしてそれがなにか悪いことなのか、と言わんばかりの態度だ、なんだこいつサイコパスか?

 

次の場面、生徒会室で作戦会議・・・いやだからなんで一年のこいつらだけなんだよ、それまで活動してたやつとかいねーのかよ、この学校の生徒会今まで何やってきたんだよクソかよ。

 

んで、よその学校に堂々ともぐりこんで暴力沙汰・・・クソかよ。やり方考えろクソかよ。

そういえば5,6話くらいで奈緒ちゃんが女からぶんなぐられてたって言う話あるけど、なんなのこの学校、能力というものが存在するのを知ってて、そういう能力なんだて理解しているはずなのに、自分もそうかもしれないのに、能力者にキレちらかするとか、この学校の中でさえそういう差別意識拭えてねーぞ大丈夫か。

というか本当にこの学校に能力者いるのかってすっごいあやしいんだよ、だって5話くらいまでのエピソード全部学外のことなんだもん。

能力を知っている人に、能力の使用は危険だというのと、知らない人に言うのとじゃ相手の理解力に違いが出て当然だ。

なのに能力の危険性を知らない人にまで、そういう警告をするのは説得力が弱まるだけだ。

乙坂加入で能力が奪えるからもう大丈夫理論を振りかざすなら、それ以前はどうやってたんだよと疑問しか残らない。少なくとも二人だけで対応するのはきつい場面とかもありそうだ。

というか奈緒と高城の関係に何らかの信頼関係がある気配もないので、本当はいままでこいつら何もしてこなかったんじゃ、とさえ思える。AB!のSSSかよあいつら天使ちゃんの名前知らなかったし。

もっと言うなら学校側は能力の危険性を知っているわけだからそれに対してなにか対応策を考えていなければならないのにそれもない。無能か?

ああもう全描写がおかしいからおかしいところしかない。

奈緒兄が研究者に精神破壊された話だ。

いやまて、能力者というのは貴重な被験体だ。アウシュビッツのようにポンポン別の人をってわけにはいかないのだ。

なんでそんな貴重なものを使いつぶすんですか、バカなんですか。

お話の盛り上がりとしては研究者は悪っていう事にしたいのは分かる。

ただ研究者というからには何らかの目的を持って行動するはずだ。例えば、一般社会に落とし込める製品を作る、軍事利用する。など。

つまり研究者には兄貴を廃人にするのに何か目的の実現が必要なわけです。音を操る能力なので、たとえばすぐれたアンプエフェクターを作る、それは完成したが兄貴は廃人になった、しかしそのアイテムは優れていて世界の音楽の常識を塗り替えた、奈緒はその音には感動したが兄の犠牲を思うとやりきれない、

 

とするだけで話がぐっと広がると思うんですよ奈緒がひたすらに研究者を恨むだけでなく、兄の夢の音楽で世界を変えることを実現させてしまったその研究を恨めばいいのかわからない複雑な感情を生み出せますよ。

まあ残念なことにこのアニメにでてくるキャラみんなバカなんでそうはならないんですけどね。

 

結局どのキャラにも行動理由が弱く、存在するものも存在意義が疑わしいんですよ。正直この学校いらんじゃんって。能力者の学校はある、でも誰も助けてくれない。クソか?問題が起こったときにそれを予知することもぜーんぶ熊耳任せ。対策マニュアルなし。クソかよ。

 

今回は2話につっこんだが、正直全話不要理解不能のクソだと思う。出てくる人物は全員バカ、なんだこれは。俺だけ入れる隠しダンジョンの方がまだよくできているぞ。

というか私立高校設立には数十億かかるらしいが、中学もあって、全寮制、これ100億はくだらないが、競馬の万馬券()程度じゃどうにもなんないでしょ、話作るの下手くそか、この手の話作るのに便利な無能な大人しかいねえのかよ、やっぱ子供だけでやる規模とか超えてるって、話として破綻してるよこれ。